水の種類と選び方

水に含まれる必須ミネラル成分のナトリウムとは?

水の種類と選び方

水に含まれるナトリウムとは?

「1日2リットルの水を飲むと体に良い!」
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
水には私たち日本人に不足しがちなミネラル成分が多く含まれています。
私たちの体に必要不可欠な五大栄養素の1つでもありますから、毎日欠かさず摂取する必要があるのです。
今回はミネラルの中に含まれるナトリウムについて取り上げていきたいと思います。
ナトリウムは、私たちの体内でカリウムと一緒に水分バランスや細胞外液の浸透圧を維持する働きを行っています。
酸や塩基の平衡、筋肉の収縮、神経への情報伝達、各栄養素の吸収や輸送などにも深く関わっています。
また、水分バランスを維持しながら、細胞外液量と循環血液の量も維持し、血圧を調整する働きもあります。
1日の摂取基準量の目安は、18歳以上の女性では1日あたり7.0g未満、男性では8.0gが理想の数値とされています

ナトリウムの過剰摂取と不足に注意せよ!

ナトリウムは、私たちの毎日の食事の中にも含まれています。
ナトリウムは過剰摂取することはあっても、特別な状態ではない限り不足することはほとんどありません。
例えば、夏の暑い日に大量に汗をかいた場合や、風邪や病気による激しい下痢などが起こった場合にナトリウムが通常より多く体内から排出されるため、不足する事態が起こります。
ナトリウムが不足すると、疲労感を感じやすくなったり、血液濃縮が起こったり、食欲不振などにつながったりする場合もあります。

どちらかと言うと、日本人の食生活にはナトリウムが食塩に多く含まれています。
過剰摂取し過ぎると、高血圧、がん、生活習慣病にかかりやすいと言われていますので、注意が必要です。
激しい運動をした後や、下痢や嘔吐などでナトリウム不足の場合は水を多く飲むようにしましょう!
硬水の方がミネラルが多く、ナトリウムを多く摂取できますが、胃腸に刺激を与えやすいので運動の時は硬水で良いですが、体調が良くない時には軟水にしましょう。
また、ナトリウムは食品からも摂取できますので、干物や漬物、塩辛、ハムやウインナー、佃煮、かまぼこやさつま揚げなどの練り物、たらこや塩鮭などの塩蔵品などから摂取しましょう。

ナトリウムはカリウムと相性抜群!

ナトリウムと一緒にカリウムを摂取すると体の中で良い働きをしてくれます。
カリウムは、私たちの体内の塩分と水分をくっつける接着剤のような役割をしています。
万が一ナトリウムの過剰摂取が起こったとしても、カリウムを一緒に摂取していれば、水分の排出と共に尿として対外に排出してくれるのです。
カリウムはバナナやキウイフルーツなどの果物、干しあんずや干し柿などの干した果物、焼き芋、トマトジュースなどに多く含まれています。
ナトリウムの摂りすぎはしない方が賢明ですが、万一摂り過ぎだと感じた時はカリウムを多く含む食品を一緒に摂り、デトックスを図りましょう!

ナトリウムの具体的な働きとは?

前述したように、ナトリウムは私たちの体内でさまざま働きをしてくれる必要不可欠なミネラル成分の1種です。
ナトリウムは大きく分けると、4つの働きをしてくれます。
まず、細胞の浸透圧を調整することです。
人間の体内には細胞内にはカリウムが、細胞外にはナトリウムが多く存在しています。
カリウムとナトリウムがバランスを取っていることで、細胞の浸透圧が調整されているのです。

次に、酸やアルカリのバランスを調整することです。
ナトリウムは体内が酸性になりすぎないように調整し、血液中のpH値を正常に保つ働きをしてくれています。
さらにナトリウムはやカリウムは、神経機能や筋肉の収縮を正常に保つ働きをしています
ナトリウムやカリウムがたくさんある細胞内に移動すると、筋肉の収縮を告げる信号が送られます。
こうした信号が正常に送られているため、私たちは筋肉をうまく動かすことができるのです。

最後に、ナトリウムはさまざまな栄養素の吸収をサポートしてくれる働きもします
消化された栄養素が小腸から血液中に溶けるのを助けます。

まとめ

よく日本人はナトリウムを摂り過ぎと言われているので、嫌煙しがちなナトリウムですが、実はさまざまな働きを担ってくれていたのですね!
水はナトリウムを含んでいますが、摂り過ぎにはならないので良質がミネラルウォーターを毎日欠かさず飲むように習慣づけていきましょう

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