水の種類と選び方

【人と水】人間と水との関わりとは?

水の種類と選び方

人間の体重の60%は水(水分)であるといわれています。
体重70kgの成人男性ならば、約42リットルもの水分を体内に蓄えていることになります。
ペットボトルをイメージすると、42リットルという数字のインパクトがイメージしやすくなるでしょう。
人は水でできているといっても過言ではなく、人と水とのかかわりは非常に大きなものであるといえます。

そこで今回は、人にとっての水、人と水の関わりということを解説しながら、「人にとっていかに水が重要なものか」ということを紹介します。

人間の全身は水分で構成されている?

冒頭に触れたように、人間の60%は水分で構成されています。
その6割の水分は体液とよばれ、細胞内や組織、血液に汗など、様々な形態に姿を変えて全身を循環しています。

体液の役割

体液の役割には大きく3つのものがあります。
運搬・体温調節・代謝です。
体液は酸素や栄養分を身体中に運び、老廃物は体外へ排出する役割を担っています。
血液やリンパ液などの体液はもちろん、尿や便、汗や唾液などがこの働きをしています。
また、人間は水分を利用して体温を調節しています。
人間は体温に変化が起きると、自然と皮膚への血液の循環を増やし、汗を出して体温を一定に保ちます。
また、新陳代謝が滞りなく行われるのにも体液が深く関与しています
血液やリンパ液など、それぞれの体液によって具体的な仕事や役割は異なりますが、運搬・体温調節・代謝、これらが大きな体液の役割です。

水を飲まないとどうなるのか?

人間が生体機能を維持するためには、水がとても重要であるという事が分かりました。
では、人間が水を飲まなくなるとどうなるのでしょうか?
もちろん、最終的には生命を維持することができなくなります
人間は、たとえ食べものがなかったとしても2~3週間は生きていられると言われています。
食事を全く摂取しなかったとしても、水さえ飲んでいれば、2-3週間も生きていられるのです。
しかし、水が無いと、人の命は1週間ももちません。
水を一滴も取らなければ、せいぜい4~5日で命を落としてしまうといわれています。
体内の水が不足することを脱水症状と呼んでおり、この脱水症状をおこすと、体温を調節する汗が出なくなり体温が上がります。
それだけではなく、汗や尿が出なくなり、体内に老廃物が溜まり、血液の流れが悪くなり、全身の機能に障害を起こします。

このように、脱水というのは人間にとって非常な危険な状態であることがわかります。
つまり、人間にとっては水分補給が基本であり、食事以上に水分に“気を使う”ということが重要になります

水を変えるだけで健康が改善される?

水が無いという悲惨な状況だけではなく、衛生的な水が無いというシチュエーションでも人間は長く生きられません。
はるか昔、上下水道が普及していなかったような状況下では、人間は常に感染症などのリスクにさらされていました。
全身の6割を占める水分が清潔かどうかというのは非常に重要な問題であり、清潔な水さえあれば多くの命を救うことも可能です。
また、水をかえれば健康に影響が出るというのは、衛生面だけではありません。

ミネラルウォーターに含まれる栄養素

ミネラルは、ビタミンと並んで重要な栄養素であり、糖質・脂質・たんぱく質を加えて、五大栄養素とよばれるもののひとつです。
そんなミネラルを豊富に含んだ水は、通常の水(水道水)とは健康に与える影響が異なることは明白です。
水がきれいな地域は食事がおいしいとか、水がきれいな川には多くの生命が宿るというのが常識とされているように、きれいな水、ミネラルが豊富な水で構成されている人の体は、健康になりやすいと考えられます。
水というのは比較的安価に手に入るものではありますが、水が人間の体に与える影響は非常に大きく、食事や栄養素以上に『水にこだわる』というのが健康の秘訣です
食事や栄養バランスにこだわって献立を作っているという人は多いですが、食卓に並べる水はいかがですか?
繰り返しますが、人間の体内の60%は水分で構成されています。
食品の生産地や献立の内容と同じように、飲料水にもこだわりをもってみてはどうでしょうか?
水にこだわることが健康の秘訣です。

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