シリカとは

微量元素シリカで認知症を防止できる?その理由とは?

シリカとは

シリカという栄養素を聞いたことがありますか?
シリカはケイ素(元素記号Si)と呼ばれる元素であり、人の細胞を構成している大切な栄養素の一種です。
もう少し詳しく紹介すると、シリカは、鉄や亜鉛などと同様の微量元素(ミネラル)であり、ビタミンなどと同じように、人間が健康に生きる上ではなくてはならない栄養素ということになります。
しかし、シリカはビタミンCや鉄分のように有名ではないため、聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。シリカには健康面や美容面、老化防止など、様々な働きが確認されており、世界中の情報通の人たちは、すでに日常の食生活の中にシリカを取り入れています。
今回は、そんなシリカの知られざる効果の一つ、「シリカの認知機能に与える影響」について紹介します。

そもそもシリカとは?

そもそもシリカ(ケイ素)とは、美容や健康には欠かせない微量元素(ミネラル)です。
シリカは全身の細胞に利用されており、特に皮膚、骨、血管、髪などの細胞に多く含まれ、人間の体を構成するための大切な成分です。

シリカが不足すると、肌が乾燥する、髪がパサつく、爪が割れる、歯が欠ける(変色しやすくなる)など、美容や健康に大きな影響が出現します。
そんなシリカには、「認知機能」に対する効果も認められており、今後認知症を防止する栄養素のひとつになるのではないかと期待されています。

認知症ってどんな病気?

シリカと認知症の関係を知るためにも、まずは認知症について簡単におさらいしておきましょう。
認知症とは、さまざまな原因で脳の神経細胞(脳細胞)が破壊されたり減少したりして、日常生活が正常に送れない状態になることをいいます。
この状態を一般的には「痴呆」などと言われることがあり、記憶力が低下したり、自分が何をしているのかがわからなくなったり、最終的にはまったくコミュニケーションがとれなくなってしまうこともあります。
そんな認知症にはさまざまな種類があり、脳にあるアミロイドβ(ベータ)と呼ばれる特殊なタンパク質が蓄積されることで起こる「アルツハイマー型認知症(通称アルツハイマー)」が代表的な認知症です。
また、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血をきっかけに発症する「脳血管性認知症」も、多くの人が患っている病気です。
つまり、認知症というのは、「脳細胞へのダメージ」が原因で発生するということを知って置く必要があります。

シリカ(ケイ素)で認知症を予防できる?

まず最も重要なことは、シリカで認知症が治るわけではないということを理解しておきましょう。

より正確に表現すると、「シリカで認知症を治せるかどうかは現代医学ではわからない」ということになります。
私たちがわかっていることは、「シリカは全身の細胞に分布しており、細胞を強く丈夫にする働きがある」ということです。
皮膚細胞が強くなることで美肌効果が生まれ、髪の細胞が丈夫になることでハリツヤのある髪が手に入ります。
それと同様に、血管の内皮細胞(血管の内側の細胞)にも多くのシリカが分布しているため、シリカによって血管が丈夫になります。
脳血管も例外ではなく、脳血管を構成する細胞が強くなれば、その分の脳血管障害やそれに伴う認知症や認知機能の低下を予防できる可能性が高まります

また、認知症などと同様に「脳機能の異常」によって発症するパーキンソン病に対して、シリカなどのケイ素が一定の効果を発揮する可能性があると考えられています。
このように、シリカは全身の細胞の栄養源となる重要な栄養素であり、その効果は脳細胞も例外ではなく、シリカを日常的に摂取することで、若々しい脳を維持することができる可能性があります

シリカにはデメリットがないことがポイント

現代科学では、残念ながら、シリカが認知症にどれほどの効果があるのかということはまだ明らかにされていません。
しかし、シリカには大きなデメリットがないことは分かっており、これは大きなメリットです。
少なくとも、シリカが全身の細胞の栄養素となることは間違いなく、この働きによって、細胞の老化を防止する効果が期待できます。
そのため、日常的にシリカを取り入れておくことで、長期的に丈夫な細胞を作り上げることができるかもしれません
毎日の食生活にシリカを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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