水に関する本の要約

水と塩を変えると病気にならない(新谷弘実氏)要約

水と塩を変えると病気にならない 水に関する本の要約

今回は「水と塩を変えると病気にならない」
著書「新谷弘実」氏の本の要約です。

動画でさっと見たい方は、こちら約8分です。

文章で読みたい方は、こちら。目次でお好きなところからお読みいただけます。

水と塩を変えると病気にならない  著者 新谷弘実氏

みなさんは、毎日心穏やかに過ごせていますか?

もし最近イライラすることが多くなったり、やる気が出なかったりするのなら、それは「食べ物」が原因かもしれません。

実は、食べ物は「体」の健康だけでなく、「心」の健康にも大きく関わっているのです。

本書では、心と体の健康を保つために「まず何を食べるべきか?」ということを、①水②塩③砂糖④油の4つに絞って解説しています。

本書の要点は以下の3つです。
1.心と体を健康にする「水」の摂りかた
2.心と体を健康にする「塩」の摂りかた
3.心と体を健康にする「砂糖」と「油」の摂りかた

心と体を健康にする「水」の摂りかた

心と体を健康にする食物で重要なものの一つ目が「水」です。
私たちの体は、40~60兆個もの細胞で構成されていますが、実はその70パーセントは水でできています。


そしてこの細胞内の水は様々な化学反応の媒介となっているため、水が不足すれば、私たちの生命を維持する根幹の働きが低下してしまいます。
もしあなたが、きちんと栄養をとっているのに今ひとつ元気が出ず、体調が優れないのだとしたら、水分不足によって「水の入れ替え」ができていない可能性があります。
では、「水の入れ替え」をしっかり行うためには、どのように「水」を飲む必要があるのでしょうか?

ポイントは「こまめにたっぷり」と飲むことです。
難しいことを考えず、まずはお茶・コーヒー・清涼飲料水・スポーツ飲料・栄養ドリンク・アルコールなどの飲料の摂取量を減らして、代わりに常温の水を1日1~1.5リットル飲みましょう


ここで注意すべき点は一気に水をガブ飲みするのではなく、こまめに水分補給した方が良いという点です。
目安としては、①朝の時間帯に500ml②昼ごはんまでに500ml③夕ご飯までに500mlといった感じにこまめに水分補給をするのがいいでしょう。

水の種類について、水道水はなるべく避け、まずは市販のミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
この際、硬水よりもクセのない軟水をメインに摂るのがおすすめです。

心と体を健康にする「塩」の摂りかた

心と体を健康にする食物で重要なものの2つ目が「塩」です。
原初の生命を生み出した海が「水」と「塩」からできていることは、みなさんもよくご存知でしょう。
いわば塩と水は生命の源、私たちの生命活動を維持する上で欠かせない車の両輪のような関係です。

日本ではもう何十年も前から減塩運動が進められていますが、本来ならば塩は生命の源なのです。
摂りすぎているからといって、ただ単純に塩を減らせばいいという問題ではありません。
大事なのは、塩の摂取をむやみに減らすことではなく、「どんな塩を摂ればいいのか」を見極めることです。

その上で、ミネラルバランスに優れた「良い塩」に切り替えていくと、日頃の健康管理がとても楽になります。
でも、多くの方は「いい塩って何?塩なんてどれも同じでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は塩はその製法によって全くミネラルバランスが異なるのです。

まず、多くの市販の塩に使われている塩「工場の塩」と呼ばれています。
「工場の塩」は「イオン交換膜・立釜法」で作られていますが、この方法では海水のミネラルが失われてしまっているため、ミネラルバランスは最悪です。


それに対し、「伯方の塩」や「赤穂の天塩」などの塩は、外国から輸入した天日塩ににがりを加えて溶解し、ミネラルバランスを調整するという方法で作られています
これらの塩は「再生自然塩」と呼ばれ、「工場の塩」と比べればミネラルバランスは良くなりましたが、人工的に整えられたものなので十分とはいえません。

本当にミネラルバランスの優れた「良い塩」とは、「天日・平釜」で昔ながらの方式で作られている塩のことです。
現在では商品の裏側などに、こうした塩の製造方法の表示が義務付けられていますので、是非ご家庭の塩の製造方法をチェックしてみてください。

心と体を健康にする「砂糖」と「油」の摂りかた

最後に心と体を健康にする「砂糖」と「油」の摂りかたについて解説します。

まず「砂糖」についてですが、もしかしたら「気分転換」のために甘いものを食べているという人も少なくないかもしれません。
砂糖は、基本的には摂りすぎてしまう場合が多いので、注意が必要です。

そんな方には、「食べる前に少し体を動かす」ことを意識してみてください。
仕事などが捗らずちょっとイライラしたら、15~30分くらい外出すると、頭がスッキリしいい気分転換になります。

また、意外と清涼飲料水やスポーツドリンク、栄養ドリンクには合成甘味料が含まれていますので、リラックスしたい時はお茶や紅茶を飲むというのもアリでしょう。
このように、水や砂糖で健康のベースが作れてきたら、並行して砂糖の取り方にも目を向けてみてください。

また、「油」の摂り方については、まずは自分が毎日どんな油を摂っているかチェックすることから始めましょう。
そして、揚げ物や炒め物に多く含まれる「オメガ6系の植物油」や肉に多く含まれる「動物性脂肪」の摂取をなるべく控えるようにし、代わりに煮物や蒸し物、魚を食べるようにしましょう

一方、体の調子を整える亜麻仁油やシソ油、エゴマ油などの「オメガ3系植物油」の摂取を増やすことで、体と心の健康は、かなり改善されるはずです。

まとめ

今回は「水と塩を変えると病気にならない」を解説しました!

今回の要約を通じて、これまでの食生活を見直そう!と思った方も多いのではないでしょうか?

それでは最後に復習です。

心と体を健康にする食物で重要なものの1つ目が「水」です。
水の飲み方のポイントは「こまめにたっぷり」と飲むことです。
水道水はなるべく避け、まずは市販の軟水ミネラルウォーターをメインに摂るのがおすすめです。

心と体を健康にする食物で重要なものの2つ目が「塩」です。
本当にミネラルバランスの優れた「良い塩」とは、「天日・平釜」で昔ながらの方式で作られている塩のことです。
現在では商品の裏側などに、こうした塩の製造方法の表示が義務付けられていますので、是非ご家庭の塩の製造方法をチェックしてみてください。

最後は「砂糖」と「油」についてです。
砂糖や「オメガ6系の植物油」、「動物性脂肪」の摂取はなるべく控えるようにし、代わりに「オメガ3系植物油」を積極的に摂るようにしましょう。

本書や本要約が、あなたの健康生活の一助になれば幸いです。

Twitterでフォローしよう
タイトルとURLをコピーしました