水の種類と選び方

日本の水は安全?水道水の水質

水の種類と選び方

日本の水は、安全というイメージがありますよね。
実際に、日本は世界的に見ても水質基準が高く、安全性が高いと言えます

しかし、本当に100%”安心”と言えるのでしょうか。
水道水に含まれる物質の種類や、日本をはじめ各国の安全基準から、その安全性を検証していきます!

日本と世界の水質基準

日本では、諸外国と比べて高い水質基準が設けられています。
水の中に含まれる(含まれてはいけない)物質の基準について、日本、WHOの基準、アメリカ、EUで比較してみましょう。

大腸菌

日本   検出されないこと
WHO 100ml中に検出されないこと
アメリカ 5%以下
EU 100ml中に検出されないこと

水銀

日本   0.0005mg/l
WHO 0.001mg/l
アメリカ 0.002mg/l 無機水銀として
EU 0.001mg/l

ヒ素

日本   0.01mg/l
WHO 0.01mg/l
アメリカ 0.05mg/l
EU 0.01mg/l

結果をご覧になれば分かるように、日本は世界的に見ても有害物質に対する基準が厳しく、様々な検査を経てようやく私たちの元に届けられています。

これは水道法により定められているもので、各自治体はその基準を守るために徹底的な管理を行なっているのです。

日本の水道水に含まれる成分

日本の水が、世界に比べて高い基準で安全性を保たれていることが分かりました。

国によっては、水道水を飲んだらお腹を壊してしまうところがあったり、歯磨きやシャワーを浴びただけでも胃腸や肌の調子が悪くなるところがあったり、そもそも水道がない地域もあったり。
日本がいかに恵まれているかがわかります。

では、日本の水は徹底的に管理されているから、水道水も問題なく飲めるのでしょうか。

結論から言うと、日本の水道水を飲むことは、基本的には問題ありません。
しかし、水道水にも様々な物質が含まれており、体質や年齢などによっては注意すべき可能性があるということは、事実として知っておくべきでしょう。

ここからは、日本の水道水に含まれる成分や、その懸念点についてお伝えします。

トリハロメタン

トリハロメタンとは、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4種類の総称です。

浄水場で水を塩素消毒する際に、水中の有機物と化学反応を起こして発生してしまう物質です。
このトリハロメタンのなかには、なんと発がんの可能性のある物質も微量ながら含まれています。

日本はトリハロメタンに関しても、世界よりも厳しい基準を設けており、0.1mg/lと定められています。
実際はこの基準値をかなり下回る数値しか検出されないものの、発がんの可能性がある物質が水道水に含まれていることは事実です。

塩素

水道水に塩素が含まれていることは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ご存知の通り、塩素には消毒の作用があります。

1921年以降に塩素消毒が始まり、病原微生物を消毒する役割を果たしてきました。
つまりそれまでは病原菌が消毒されずに水が供給されていたため、コレラや赤痢、腸チフスなどの伝染病や、乳幼児の死亡事例が多くありました

水道水に含まれる塩素は、人体に影響はないとされています。沸騰させれば分解されますので、飲む前には一度高温で温めるのも良いでしょう。

しかし、塩素消毒をすることにより、本来はなかったトリハロメタンが化学反応で発生してしまいます。
他にも塩素耐性を持つ菌を発生させてしまうなど、塩素消毒はメリットだけでなくデメリットももたらしてしまっているのが事実です。

鉄サビや鉛

水道の始まりは1898年頃、当時は鉛製の排水管を使用していました。しかし後に、水道水に鉛が含まれてしまうと人体に悪影響を及ぼすことが分かり、塩化ビニール製やステンレス製に交換されてきました。

しかしエリアによっては、本管や排水管、水道メーターなどの一部が、交換が済んでおらず古いものが使われている可能性があります。

古い場合には鉄サビや鉛が水道水に混ざって出てきてしまうことがあります。
鉄サビは、目に見えて赤茶色に濁っていたり、鉄のような臭いや味がしたりします。鉛製の水道管は、そもそも現在は全面的に廃止されています。
もしこのような異変を感じたら、水道局に連絡して調査してもらいましょう。

心配な場合にはミネラルウォーターを

高い水質を誇る日本の水。とは言え、人体に悪影響のある物質が微量ながら含まれていることは事実です。

現在はポリ塩化ビニール製の排水管が主流ですが、実はこれに関しても100%安全とは国としても断言していません。
交換されて新しい水道管であっても、確率は低いながらも、なんらかの体調の変化を起こしてしまう可能性があります。

水道水への心配がある人は、口に入るもの、特に乳幼児に与えるものは、ミネラルウォーターを使用するのもいいかもしれません。

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